Sodatteの栽培ちょいメモ

ホウレンソウは夏の終わりに播くもの…という印象が強いのですが、実は品種を選べば、播種時期の長い野菜です。晩秋に播いて寒さにあてる「寒締め」という栽培方法もあるぐらいで、寒さには強い野菜です。

逆に、ホウレンソウの天敵は「暑さ」。夏の暑さにはめっぽう弱く、25℃以上で生育が鈍り、しかも病気にかかりやすくなります。

また、ホウレンソウの栽培で良く失敗するのが抽台（苔立ち）です。ホウレンソウは長日条件で蕾をつける性質があります。ですので、夏至を目指して種まきするのだけはNG。8月に入ってからがおすすめです。春まきの場合は抽台しにくい品種を選ぶようにすると良いと思います。

ホウレンソウには雄と雌がある（雌雄異株植物）のは有名ですが、花が咲きやすいのは雄株。通常の品種では雄雌は同比率だそうです。街路灯や部屋のあかりでも抽台することがあるので、夜はしっかり暗くなるところで栽培しましょう。

種から育てるとき

ホウレンソウは酸性土壌を嫌います。pH5.5以下の酸性土壌では生育が著しく悪くなります。
種まきの１月前にはしっかりと石灰資材を入れて土作りしておくと良いです。

ホウレンソウの種子は外殻に包まれており、そのままでは発芽率があまり良くありません。可能であれば外殻を取り除いた「ネーキッド種子」や、発芽促進処理済みの「PRIMAX種子」など、発芽しやすい種子を選ぶと確実ですヨ。