家庭菜園ニュース

新顔続々、イタリア野菜に脚光

元記事はこちら 【 日本農業新聞 】 2014年12月8日 掲載ニュースより

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トキタ種苗の種「グストイタリア」シリーズ

例えば、タルティーヴォ、フィノッキオ、サボイキャベツ…と、記事には書いてございます。
へ?何のこっちゃ?的な名前が並んでおりますが、これらはイタリアのお野菜ですよ。最近はレストランでも割と使われるようになってきてます。知らないうちに召し上がっているかもしれません。
これまで日本での生産が少なかった、こういった種類のイタリア野菜の国内産地が拡大しているんだそうですよ。

つい最近知った農家さんのブログで、あまりにも美しいイタリアのお野菜の写真に魅了されたのですが、なるほど、日本でも生産するかたが増えてきているという事ですか。

えーっと…じゃ、それまではどうしてたのかというと、わざわざ輸入してたんですって。
そうかー、サラダひとつでも(というか、逆に)大変だったんだな。
いくらシェフが本格的イタリアンを!と切望しても、野菜が手に入らない事も多かったのでしょうな。

「新鮮で安心」な国産野菜でイタリアンを、というニーズに応えるべく、お米の転作などでこういった海外の変わり野菜の生産に積極的な産地が増えているんだそうです。私も時折購入するのですが、トキタ種苗(さいたま市)がイタリア野菜の種を日本の土地に合うように改良した「グストイタリア(イタリアを食べよう)」シリーズ(2009年販売開始)が注目され、以降急激に国内栽培のイタリア野菜が普及し始めたそうです。希少性の高いお野菜だから増収への期待も大きくて、JAも連携して産地化を進めている地域もあるそうです。テレビなんかでも、地元のレストランのシェフと農家さんたちがタッグを組んで…なんていうニュースを聞いたりもしますよね。

だけどね。多くのイタリア野菜は登録農薬がないし、農業共済の対象外なんですって。つまり、農家さんが独自に勉強・研究して頑張らないとダメなわけ。
性格も良く分からない、下手すりゃ食べたことすら無い野菜にチャレンジするのは大変な事ですよ、趣味の園芸じゃ無いんだもんね。
おまけに新しい野菜はまだ規格があやふやなもんだから、安定した品質での供給が難しい…などの問題点も浮き彫りになってきているそうです。

でも。良いじゃないですか、ねぇ!問題点があるからこそ、乗り切ったときのクオリティーが高くなるわけですし。ブラッシュアップもされていくでしょう。
新しい野菜と出会うチャンスが増えていくのは、とてもとても素晴らしい流れだと思うのです。日本の豊かな食文化は農家さんに支えられてると私は思ってます。頑張って頂きたいーー♡