魂の園芸用語辞典

育苗


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いくびょう 】


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プランターや畑に種を直播きせずに、ポリポットなどに種まきして苗を育成すること。
気温や雨風などの影響を受けやすい幼苗を、適した環境である程度まで大きく育てること。苗作り。

「苗半作」といわれるように苗の良否は植えつけ後の生育や収量に大きな影響を与えるため、育苗中は充分な管理を必要とする。

育苗とは、つまり「家族のじかん」である。

野菜づくりの手順の中には、聞いたことのない園芸用語がちょいちょい出てくるが、育苗は比較的早い段階で出会う用語のひとつ。苗を「なえ」でなく「びょう」と読むあたりに「プロ感」があふれる。覚えると使いたくてしょうがない単語の代表で、「FIの育苗がさぁ〜」などと言う時は、かなりの確率で人はドヤ顔になる。

最近ではホームセンターなどでも多彩な野菜の苗を100〜200円ほどで売っているので、わざわざ種から育てるまでもないという人は多いだろう。けれど苗から育てるのと、種から育てるのでは愛着感がハンパなく違う。

今か今かと発芽を待つ、あのソワソワする感じ。発芽したらしたで、ちゃんと育ってくれるのかとハラハラする気持ち。小さな小さな種を育み慈しむうちに、いつしかその苗は単なる野菜を越えた小さな「家族」になる。

「大きくなったら親孝行(収穫)よろしくね!」と見返りを求めるあたりも、家族である。

文:アキエダ / 絵:サノア