魂の園芸用語辞典

株間


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かぶま 】


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植物の株と株の間の距離のこと。1株が育つために必要なスペースを確保できるように、植えつけの目安にする。
間引きの際にも、最終的に株間がとれるように距離を調整する。

株間が充分にとれていないと日あたりや風通しが悪くなり、病害虫が発生しやすくなると言われている。

株間とは、野菜に必要な「なわばり」である。

ニンジンは10cmほどの「なわばり」があればいけるが、キャベツやブロッコリーなどの大型野菜は50cm近くも「なわばり」がいるから面倒だ。

しかし植えつけする頃の株は、まだ幼く小さい。しかも広々した畑ならともかく、狭いスペースの使いみちに日々頭を悩ませるのがベランダ菜園である。「ひょっとして…いけるんじゃね?」とつい株間を狭めに植えつけて、「小さく育てて大きく収穫」という夢を描いてグフグフと笑みを浮かべてしまうものだ。

しかし結果的に株はマニュアル通りに大きくなり、

「おどれら、あとで一匹ずつブチ殺しちゃるんど!」「虫けらやと思てなめてたら、その首とぶかもしれまへんで!」「なんやて、テメエのリン酸吸い尽くしたろか!」「やってみい、うちのハモグリ送り込んじゃるわい!」

などと、株間が足りない野菜たちの間で「仁義なき戦い」さながらの壮絶な権力闘争が繰り広げられることになる。

株間はおとなしく守る。それが大人の近所づきあいというものである。

文:アキエダ / 絵:サノア