使ってみたよ!読んでみた!Goods & Book Review

欲望に素直になる、真夏の定点観測特集!

見つめていたい、きみ(野菜)のことを…

今回は、お子さまの自由研究にも役立つ!?かもしれない、野菜の生長を記録できる「定点観測アイテム」です。

写真左「お花ノート」(開発:at Stage Inc./ ダウンロード価格:¥170)
写真右「recolo」インターバルレコーダー(KING JIM ¥6,930)

突然ですが、この動画をご存じでしょうか。
「Hard 100days (100日間のダイエット動画)」

最近何かと流行のダイエット企画ですが、こちらはタレントでもトレーナーでもない福井在住の28歳男子・KAZUさんが、食事制限と運動だけで20キロ痩せるという「ひとりチャレンジ企画」。メディアでもずいぶん取り上げられているのですが、ダイエット中の毎日撮った画像をコママンガのようにつなげたこの動画がとにかく面白い。他人の痩せゆく姿がこんなに愉快なんて!

しかし家庭菜園を楽しむ人は、おそらく別の視点でこの動画を見ることでしょう。なぜならこの動画に裏タイトルは…
「痩せゆく男と、伸びるキュウリ」(Sodatte命名)

画面には中央に立つ男子を挟んで、キュウリのプランターが2つ設置されています。男子がみるみる痩せゆく一方で、両サイドに設置されたキュウリの鉢はグングンたくましく成長。ラストは見違えるほど痩せてシュッとなったKAZUさんが、実ったキュウリをもぎとりパリッと一口。そのさまを見て、あなたはきっとこう思ったはずです。

「ちきしょう、うちの野菜も定点観測しとけばよかったあ〜〜!!」

家庭菜園の醍醐味、それはなんと言っても「収穫の喜び」。手塩にかけて育てた種や苗が、おいしい野菜となって自分の手のひらに返ってくる。それはプロが育てた極上の美味野菜や、見たこともない新しい品種に出会うこととは全く別次元の、えも言われぬ幸福感です。

けれどもうひとつ、家庭菜園ならではの喜びがあります。それは「植物が育っていくプロセスをそばで見ていられる幸せ」。ゴマ粒ほどのミクロな種が、背丈を超えるほど荒々しく大きく育ち、美しい果実を実らせるまでの変化をつぶさに見ていられるのは、育てる人にしか味わえない楽しさでしょう。

そう。人はいつだって、何かが育っていくのを見ていたいのです。ならばいっそこの夏、欲望に正直になろうではありませんか。まっすぐに、ひたむきに、狂おしいほどの愛情で。じっと見守ろうではありませんか、野菜たちを!

というわけで今回は、お子さまの自由研究にも役立つ!? 野菜の生長を記録できる「定点観測アイテム」特集です。

「お花ノート」操作画面スマホアプリ「お花ノート」

http://app.stage.jp/35

植物の定点観測に特化したスマホアプリの「お花ノート」は、一番手軽に使える定点観測ツール。
スマホのカメラ機能に、前回の撮影状態を重ねて表示する「オーバーレイ機能」が追加され、同じような位置からの写真を撮る事ができます。
植物ごとに「ノート」を作成してまとめることができ、各写真にはメモも書けるので、日々の栽培日記に便利!

ただね、使ってみると同じ位置で写真を写すのって意外と難しいみたい。(苦笑)
プランターの角や背景など、何かくっきりとガイドになるものを入れて撮影を開始すると良いかもしれません。

空心菜の定点観測。

KING JIM「レコロ」インターバル撮影専用カメラ「recolo(レコロ)」

http://www.kingjim.co.jp/sp/recolo_ir5/

デザインも可愛いレコロは定点観測用のデジタルカメラです。撮影した写真はムービーとして保存されます。機能はそれだけ。超シンプル。

本体の裏側にメニューボタンがあり、撮影の間隔(3秒ごと〜24時間ごと)と、作成されるムービーのフレームレート(1秒間あたりのコマ数)の設定が可能になっています。アサガオが咲いていく様子や、蝉の羽化のムービーなどをコマ写しで記録するには面白いツールです。時間経過を気軽に楽しむツール、という感じなので、植物に限らず楽しいムービーが作れそう。
ただし、デジカメとは言えフラッシュ機能などは無いので、暗い場所や夜間の撮影には不向きかな。

軽い防水仕様のようですから、ベランダならば24時間置きに撮影して長期の野菜成長記録も面白いですねー。
飲み会で酔っていく様を撮影する…という遊びもできそう。(笑)