Sodatteの栽培ちょいメモ

「親の意見と茄子の花は千に一つも徒（あだ。無駄のこと）はない」ということわざがあります。
ナスの花は自家受粉するので、こういったことわざが生まれたのでしょうが、実際に育ててみると意外と結実しない事も多くて不安になってしまうこともあります。
特に夏の暑い盛りは、花粉自体が出ない花が咲くことも。
主な結実不良の原因は「短花柱花（中央の雌しべが短い花）」で、原因は肥料不足と言われていますが、日照不足や根の不活性なども影響が大きいように私自身は感じています。

プランターで育てる場合は、できるだけ大型なものを用意すると良いでしょう。ナスの実は水切れ厳禁。ちょうど暑くなり始める頃に実が生りだしますから、できれば早朝・午前中・午後2時頃の3回の水やりがベストだそう。けれど実際にはそれほど手間をかけられないでしょうから、出来るだけ土の量を多くして、乾燥させない工夫をしましょう。

ナスの剪定には色々な方法がありますが、一番注意したいのは、秋ナスのための切り戻しのとき。8月上旬に葉を数枚残して大きく切り戻し、秋ナスに備えますが、このときに必ず根切りは行ったほうが良いそうです。地上部の大きさに合わせた根の大きさ（30cm範囲ぐらい）にするために、スコップで切断します。
不要な根が多いと逆に腐ったりすることもあるとか。気をつけましょう。

種から育てるとき

ナスの発芽温度はかなりの高温なので、寒い時期の種まきには加温が必要です。発芽してからの成長はトマトに比べるとかなりゆっくりですが、焦らずにじっくり育ててください。本葉6〜8枚の苗が定植サイズです。