野菜データブック

ピーマン・パプリカ Bell Pepper

果菜類 ナス科

(学名:Capsicum annuum L. var. 'grossum')

発芽温度(℃)
最低 適温〜 〜適温 最高
10 20 30 35
生育温度(℃)
最低 適温〜 〜適温 最高
12 20 30  

栽培スケジュール

種まき- 定植- 収穫-

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
                                    
                                    
                                    
                                    
                                    
                                    

Sodatteの栽培ちょいメモ

ピーマンはナス科の夏野菜の中でも、生育期間が長く、収穫も長期にわたる野菜です。
多く枝分かれし、各節に開花するので多くの収穫が見込めますが、ナスよりは日照不足に強い…と言われてはいるものの、陽当たりが悪いと着果率が極端にダウン。各枝に陽が当たるように整枝していくのが確実な収穫のコツだそう。

ピーマンは沢山の花を咲かせますが、あまりに熱い真夏は結実しにくくなります。結実しやすい温度は20℃〜25℃。35℃以上になると受粉しなくなるそうです。
厳しい真夏は無理せずに、涼しくなってからの豊作を目指すのも手です。

また、ピーマンの枝はポッキリと折れやすいので、着果がピークの頃には重さで折れないように注意が必要です。あらかじめしっかりと支柱を立てておき、着果状態に併せてバランスが保てるように誘引してあげましょう。

ピーマンは通常、未熟の状態で収穫します。開花から20日程で収穫です。
一方、パプリカは完熟してから収穫しますので、収穫までは開花から50〜60日程かかります。株が疲れないように着果状態に注意しましょう。摘果したり、緑の未熟果で収穫したり(もちろん、食べられます)して、バランスよく肥大させましょう。

種から育てるとき

トウガラシ同様、2月に種まきし、加温しながら発芽・育苗していきます。発芽温度はトマトよりも少し高め。嫌光性がありますので、しっかりと遮光すると発芽しやすくなります。
初期の成長スピードがゆっくりですが、低温にあてると一気に弱ってしまいますので注意しましょう。

このページは、スタッフが個人的に編集したものであり、特に専門家による監修がなされているものではありません。正しい栽培方法等は、種袋の記載や書籍等をご参考くださるよう、お願いいたします。

播種温度参考文献: 農文協「野菜栽培の基礎知識」 成育温度参考文献: 農文協「野菜栽培の基礎知識」 作型参考文献: 講談社「野菜づくり名人の知恵袋」