家庭菜園ニュース

クラレ「魔法の樹脂」、生ゴミを1日で液体肥料に 微生物がゴミ分解 セブン-イレブンに導入

元記事はこちら 【 ITmedia ニュース 】 2015年4月28日 掲載ニュースより

これはもう、元のニュースを読んでいただくほうが早いんですけども。
要は、微生物による生ゴミ処理マシーンなんですが、クラレが開発した直径4mmという小さな樹脂「グラゲール」が凄くて、その中に大量の微生物を住まわせる事が出来るので、大量のゴミもスピーディーに分解できるようになったよ、というニュースです。はい。

微生物による生ゴミ処理は、家庭菜園ファンにはもうお馴染ですよね。堆肥作りには、この工程は欠かせません。でもこの新しいシステムでは、分解液のみしか排出されないんだそうです。全部微生物が食べちゃうんでしょうか?「約20キロの生ゴミを約24時間で分解」とありまして、ビックリするほど分解が早いんですよ。しかも装置の大きさは家庭用の洗濯機程度。とてもコンパクトです。

この装置、セブンイレブンへの導入がすでに決まっているそうです。ゆくゆくは全国1万7500店で、その場でゴミの処理をしていく方針なんだそうです。毎日大量に出る消費期限切れの生ゴミを、運搬する事なく、各店舗でそのまま処理。排出された分解液は野菜栽培用の液肥として自社が運営する農場で使用し、循環型農業を目指すんですって。

少しづつでも、考えていこう。

少しづつでも、考えていこう。

さらっと書いてしまいましたが、これは凄い事ですよね。生ゴミを運搬するトラフィックを減らし、処理するエネルギーをも削減できるわけですよ。そして、肥料に係る金銭的負担もぐんと削減できるわけですから、上手くいけば素晴らしく素敵なシステムです。

以前、「Tokyo油田」という廃油リサイクルのお話もしましたね。
「節約して使わない努力」も大事かもしれないけど、循環させるシステムがあるのならばそれを活用しましょう、大いに。
活発で明るい未来のほうに、一人一人が舵を取って行けると良いなーと思います。