「プチッと水耕栽培」を始めてみよう!
水耕栽培ブログ「すくすく水耕栽培」のyaefit1500さんが考案した「プチッと水耕栽培」は、手軽な材料でカンタンに水耕栽培が始められる、優れもののキット。前回「水耕栽培容器のあれこれ」でご紹介した中の、ペットボトルを使った栽培タイプです。だから、誰でも気軽に始める事ができます。
必要な材料は以下の通り。手軽でしょ?
培地や液肥は、好みに合ったものを選んで大丈夫。難しく考えずに、早速始めてみましょう。
アルミ保温シートは、100均やホームセンターで手に入る、発泡素材にアルミが圧着してあるシートのこと。お風呂の保温や、ホットカーペットの断熱に使うアレですヨ。
まずは容器の組立から、しっかりマスターしましょう。これさえ覚えれば、作りたい野菜に合わせて大きなサイズを作ったり、数を増やしていく事もカンタン♪
「プチッと水耕栽培キット」にはマニュアルも付属していますが、ここからはyaefit1500さんにバトンタッチして、さらに詳しく解説して頂くことにしましょう。
さぁ、ご一緒に、レッツゴー!ゴー!
イラスト・文 「すくすく水耕栽培」yaefit1500さん
水耕栽培容器を組み立てよう!
1 ペットボトルをカットします
ペットボトルを、2つにカットします。
上から3分の1~4分の1くらいのところを目安に、カットするといいでしょう。
上部は、栽培層(ここで野菜を支えます)に使います。
下部は、養液層(ここに根が育ちます)に使います。
2 カットした切り口をビニールテープで保護します
ペットボトルの切り口は、意外と鋭いので、ビニールテープで切り口を覆って保護します。
ちょっと厚みのあるビニールテープ、俗に言う「絶縁テープ」がオススメです。
3 液肥を吸い上げる吸水ひも(フェルト)をセットします
吸水ひもは、養液層に入れた溶液を、栽培層の苗に送る大切な役割をします。
栽培層に育てる苗の根は、プチプチの隙間を通って、やがてフェルトを伝って養液へと伸びていきます。ですから、プチプチ(緩衝材)は、ちょっと緩めに巻くといいでしょう。
ただし、緩すぎてフェルトが落ちてしまうことがないよう、ご注意ください。
4 液肥を入れる部分(養液層)にアルミ箔を巻きます
養液層に直接日光が当たると、液肥に藻が発生してしまいます。
これを防ぐ為に、アルミ箔で遮光をします。
アルミ箔の表面を、霧吹きで軽く濡らしておくと、ペットボトルにぴったりくっつきますよ♪
5 全体をアルミ保温シートで包みます
アルミ保温シートは、冬場の寒さと夏場の暑さから根を守ります。
それならアルミホイルはいらないんじゃ?と思う人がいるかもしれません。
アルミ保温シートはアルミホイルに比べて遮光性が弱いので、両方巻くことをオススメします。
また、アルミ保温シートは、養液層だけでなく栽培層も覆うと装置が安定しますよ♪
さぁ、これで、水耕栽培の容器は準備完了!次ページでは、この容器に野菜の種を蒔いてみます。
500mlのペットボトルならば、ベビーリーフやチンゲンサイなどの小さな葉物野菜がピッタリ。
明るい窓辺で、美味しい野菜を育てましょう!